メッセージ昭和26年、マンゾクは5坪の靴店からはじまった。
スポーツのマンゾクは昭和26年、靴を製造・販売する「澤田靴店」として
5坪の小さな店からスタートしました。
昭和30年頃より、先代の趣味であった「スキー」や「登山」用の靴を作り始めたと
聞いています。
親戚の靴店の屋号だった「マンゾク」を拝借する形で、創業からほどなくして
澤田靴店から「マンゾク靴店」と名乗るようになりました。
スポーツ用品店から山とスキーの専門店へ
ある日、店の近所にあったスポーツ店が閉店することになったんです。
その際に問屋さんから「閉店した店のスポーツ用品をそのまま引き取って売ってもらえないか」という提案があり、
昭和40年頃からスポーツ用品を扱うようになりました。
その後しばらくは一般的なスポーツ用品の販売を行っていたのですが、
専門に特化した店が増えてきた時代になってきたこともあり「原点に立ち返り、自分の得意なところを強化していこう」と、
山、スキーに特化した商品を厳選して置くようになりました。
その判断はとても良かったと思っています。
専門性の高いスタッフたちとともに「自分たちの力で、コアな部分を狙っていこう」という思いを強く持っていましたから。
もしそのまま一般的なスポーツ用品店をやっていたら、わたしたちは今の時代まで残ってはいられなかったと思います。
スタッフが経営者意識を持って店に立つということ
うちの店には今でも、昔からのお客様がたくさんおみえになります。
スタッフも、入社から長く働いてくれています。
商売の形は小さければ小さいほど、スタッフ個人にお客さんが付くことが大事。
大型の店ではなかなかできないことだと思っています。
私が考える商売のモットーは、「スタッフひとりひとりが経営者意識を持つこと」です。
自分で仕入れ、どれだけの利益を上げるのか。それを自分の目で見える形にしていくこと。
仕入れて、売って、残ったものが利益なんだということを意識的に持ってほしいと常に伝えているんです。
なので、うちに置いてある商品は、フロアで売る人間が直接仕入れを行っています。
私はもう一線から退いていますが、表に出ていたときはもちろん自分で仕入れをしていました。
何しろ自分で仕入れたものは、想い入れが違いますからね。
お客様に販売するときは商品に対しての知識はもちろん、その熱量を感じていただけると嬉しいです。
うちの店ではそういう部分を大事にしていきたいと思っています。
コーヒー一杯から広がるコミュニケーション
30年ほど前からお客様にはデミタスカップでコーヒー提供を行っています。
朝、スタッフみんなでコーヒーを飲んでいたことがきっかけでした。
お客さんが開店時間に来られた際にお出しするようになってから習慣化していきました。
好き嫌いもあるかとは思うのですが「ゆっくりしていってほしい」という気持ちを込めてお出ししています。
コーヒーを飲みながらだと、スタッフやお客様同士の会話もより弾みますね。
お客様が心から納得のいくものを提案する
私たちは道具を一つ売る際に、お客様が納得して使っていただくことにこだわって接客を行っています。
使い方のわからないものに愛着は湧きません。しっかりとご説明をさせていただき、お客様が気に入ったものを、
最後までしっかり使っていただけるようなものを販売しています。
ずっと長く使い続けられるしっかりとした道具にこだわりながら、これからもお客様に満足していただける
ご提案をしていきたいと思っております。
取締役相談役 澤田滋晴
澤田滋晴プロフィール&略歴
プロフィール
- 生年月日
- 昭和24年12月21日
- 血液型
- A型
- 趣味
- 旅
- 座右の銘
- 一期一会
略歴
- 1951年
- 澤田靴店創業
- 1955年
- マンゾク靴店
- 1971年
- 澤田滋晴入社
- 1979年
- 新店舗建設
- 1990年
- 法人化「スポーツのマンゾク」に
- 2000年
- 澤田滋晴社長就任
- 2022年
- 取締役相談役に就任