イベント:マンゾクオリジナルブランドの立ち上げ
2025年09月07日
イベントごあいさつ山行山道具マンゾクな山行。スキーバックカントリー冬登山
久しぶりのブログ更新です。
今回ブログを書くのは代表の澤田始です。
弊社スポーツのマンゾクは、「マンゾク」の屋号で商売を始めて今年で創業70年を迎えます。
長い歴史をともに歩んでいただきお力になっていただいたたくさんのユーザー様には感謝しか御座いません。
マンゾクは現社長[澤田始]の祖父、[澤田実]が靴職人として、紳士靴や登山靴、スキー靴等を製造・卸販売をするお店として1955年(昭和30年)にこの地に生まれました。
初代は職人として、多種多様な靴を作り、万人の足元を支えてきました。
「万人」の「足元を支える」靴を作ることから「万足」⇒「マンゾク」
もちろんお客様を「満足」させることの意も含んでいます。これがマンゾクの屋号のルーツです。
それから富山に根ざして70年、商売のやり方は変われど、
マンゾクのルーツである「万人の足元を支える」は、
千差万別なお客様の足型をしっかりお測りして、その足に合う登山靴やスキー靴を提案することや、
お客様のお話しを伺って、その人のスタイルやレベルに合わせた商品のご提案することで、
ルーツは継承されて、お客様にマンゾクしていただいていると自負しております。
先代のシューメイキングとは形が違いますが、
マンゾクでは私たちが思う「あったら良いもの」を形にしてきたお店です。
テント泊で使うオリジナルの寝袋の作成や、テレマークスキー板の開発等、
自分たちが満足する「ものづくり」を行ってきました。
今回「創業70年」にかこつけて、マンゾクが考える「あったらいいな」を形にするものづくりをオリジナルブランドとして集約しようと考えてこの数年動いてきました。
もうすぐ皆様にお披露目できるのですが、先にブログでちょっと紹介させてください。
まずオリジナルブランドを作ろうというお話をいただいたのが2年前。
相変わらずマンゾクのオリジナル商品を模索していた時でした。
業界の知り合いの伝手でデザイナーさんをご紹介いただき、
オリジナル商品のデザインをしていただく流れで、マンゾクオリジナルを目に見える形でブランド化しては…
というお話しに発展しました。
その時は、ブランドの必要性にクエスチョンマークでしたが、
今後の時代の移り変わりや、物売りの考え方を踏まえて新しい試みをしていく決断をしました。
弊社としては初めての試みで、
右も左も分からないままの状態で色々な方からアドバイスをいただき、このプロジェクトを進めてまいりました。
このプロジェクトを進めてきた中で、私の中で大きく考え方が変わった事があります。
それは弊社が培ってきた70年という「歴史」です。
それまで私の中では、マンゾクがあることが当たり前で古くからお店をやっていたんだな…というくらいでしたが、
オリジナルブランドの特にロゴを作る際に、改めて弊社の歴史を振り返る機会があり、
その時代毎に色んな考え方があり、その時のお客様があり、その時のメーカーやギアがあり、
そんな戦後から続く色んな時代を経て現在のマンゾクがあるという事。
そして日本全国でも個人のアウトドアショップとしては70年も続いているお店は存在しない事を知り、
「マンゾク」は業界的に稀有な存在なのだと認識しました。
私としてはそんな偉大な歴史の上に立たせていただいて商売をさせて頂いていることに感謝するばかりなんですがね(笑)
私たちが考える新しいオリジナルブランドの名前は「TENK」(テンク)と言います。
TENKの由来はマンゾクの名前の由来にかけております。
先に書いた「万人の足元を支える」から「万足」⇒「マンゾク」
その「万」が「10000」として
1000=1K 10000=10K となり
10K=10(TEN)K
TENK(テンク)となりました。
マンゾクのルーツから作られたTENKのロゴネーミング
私は非常に馴染み深く、シンプルで気に入っております。
そしてTENKのTの横線が立山連峰の稜線になっているところも
富山の山道具屋としては思い入れもひとしおです。
タグラインとして掲げる「ON KO [CHI] SHIN」は
温故知新という四字熟語から、漢字を少しもじって【温故[地]新】としています。
元々の温故知新は、
「故(ふる)きを温(たず)ねて新(あたら)しきを知(し)る」
「古くから伝わる教えを大切にし、新しい知識を得ることが大切である。」
という意です。
色々な時代とともに歴史を刻んできたマンゾクにとって非常にシンパシーを感じる言葉です。
そこに[知]を[地]に変えた理由として、
・現代の地球環境に配慮した考え方やものづくり
・その時代のその地(場所)に合わせたものづくり
・現代の環境、気温の変化や天候変化に合わせたものづくり
これらを念頭に置いて、時代に合わせた「その時必要なもの」をつくる意思表示をしたかったからです。
そんな想いを形にしたのがブランドネーム「TENK」なんです。
これからの時代もたくさん商売をさせて頂くために、
マンゾクは停滞することなく動き続けていきたいと思います!
皆様どうぞマンゾクの今後にご期待くださいませ!
宜しくお願い致します。
有限会社スポーツのマンゾク
代表取締役 澤田 始
- イベントのその他の関連記事
-
- その他の関連のある記事はありません。